代表取締役 湯川 剛

1999年を迎えました。
20世紀最後の年、すなわち世紀末のイメージが1999年にあるのは「9」がついているからか。でも実際は2000年が20世紀最後の年。
それでも何かしら特別な年が明けたような気がしました。

元旦の日記に「改めて理念を考えよう!」と書いてあるのは、そのような気分があったからでしょう。
改めて理念を考えよう!
人生に哲学を持たない人は苦境に立った時、自分の進むべき道を見失いがちとなる。
経営もまた、社員さんに共通する行動指針や経営理念を持たなければ、社員さんはそれぞれが自分勝手な道を歩み、会社はそれによって崩壊する。それは社員さんにとっても不幸な事である。人を愛し、仕事を愛し、人生を愛せ。この理念を掲げて21世紀も進もう。

1月3日(日) すなわち翌日から仕事始めが始まる日記には・・・
勝者には相応しい果実を。敗者には再挑戦のチャンスを与えるような多様な選択肢が用意された競争社会であって、働き甲斐や生き甲斐のある会社を目指す。全責任は私が負う。

1月4日(月) 仕事始めの日の挨拶の言葉。
目標は見込みではありません。我々が生きていく為の最低条件です。
ですから我が社の商品やサービス、つまり我々の働きがお客様に満足頂ければ目標は必ず達成出来るのです。利益を出せば会社は成長し、安定し、永続します。
会社の永遠は社員さんの生活の安定と向上につながります。利益を増やせば余暇をもっと増やし、楽しく豊かな生活が出来ます。それがOSGの経営理念の実現に近づくのです。

社員さんに過度な公平や平等を重視するばかりに、社員さんの潜在能力を引き出す機会を失うような社風や社員制度ではなく、頑張った人には正しく評価し、効率と公正を軸としてリスクにも挑戦する姿勢を支持し、健全な競争が明るく楽しく出来る社風や制度を構築していきます。
寝ても覚めても私は会社の成長を願い考えていますが、それと同時に利益の源泉を確保し、如何にOSGが如何なる環境にも生きていき、消滅させないかを考えています。
また如何に一生懸命頑張っている社員さんを路頭に迷わせないかも考えて、毎日経営にタッチしています。厳しい話ですがその為にも会社を食い物にしている社員さんが我が社にはいませんが、もしいれば私は体を張ってそれにも闘わなければならないのです。ご理解下さい。

1999年のお正月から仕事始めまでの日記や挨拶の原稿を掲載しましたが、当時からも1つの課題だけを考えておけばいいという状況ではなく、あらゆる方面の問題や課題を自分自身に問いかけ、社員さんに語っていたのだなと思いました。特に1999年という世紀末のイメージの中で生き残れなければ次の新しい21世紀を迎えられないのだなという危機感があったのだと思います。極端な事を言えば、21世紀にOSGは株式上場しなければ生き残る事は出来ない。そんな強迫観念にも似た気持ちにもなり、その全ての責任は私自身にあると思いました。

 

追記
OSGには、毎月1回配信される社内テレビ(番組名:アクションチャンネル)があります。
私が出演する機会はお正月番組「新春トップ対談」のみで、基本的にそれ以外はありません。
この「番組」の中で毎年「今年の抱負」を話しているのですが、2012年は「フルマラソンに3〜4回出場する」と宣言しました。

ご存知の通り(第166回掲載)、昨秋に第1回が開催された「大阪マラソン」にチーム参加枠で当選し、当日はりきって社員さん達と参加。ホノルルマラソンと違って制限時間が設けられており、最後の38kmの関門で約2分のオーバータイム。フルマラソン参加経験の中で、初めて完走出来ないレース経験となりました。その悔しさもあって「今年はフルマラソンに3〜4回出場」を宣言。そしてその第1レースが4月22日(日)に開催された「第5回徳島マラソン」で、社員さんと一緒に出場しました。
当日の天候は、大雨・洪水・強風・雷・波浪の各注意報が発表される中でレース決行!
そんな中、ギリギリ6時間50分でゴール。後から聞くと最大瞬間風速:22.5mという強風下でのレースだったとの事。

まずは1回クリア!!やれやれ・・・。

(次回に続く)

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