代表取締役 湯川 剛

2000年2月1日、第31期が開始されました。株式公開する為には第30期・第31期の実績が大きな影響を与えるとの事で、その最後の重要な年度が開始されました。

年度初めの席上で私は、以下の事を発表しました。
タイトルは「2000年、2大イベント社内活性化戦略」として
「株式公開が実現した際は全社員でビールかけを行ない、それをギネスに申請する」というイベントです。もう1つのイベントが
「株式公開実現に向けてホノルルにて全社員決起大会を行なう」との事です。

はっきりしたイベント内容でしたので、社員さん達も概ね好感を持ってくれました。
株式公開をすれば全社員でビールかけを行なうということです。しかもそれをギネスに申請するという事ですので、楽しくない筈がありません。

ビールかけをしてみたいと思うきっかけがありました。
それまでの私はビールかけを実際に体験したり、生で見た事はありません。
プロ野球の選手たちが優勝した時にビールかけをするのをテレビでしか見た事がありません。贔屓のチームが優勝すればそれこそ楽しく見るのですが、贔屓でないチームであったとしても何か楽しそうに感じさせるのがビールかけでした。
そんな場面をテレビで見ながら、あれを一度してみたいものだと思っていました。株式公開の実現は優勝に値するのではないか。ならばそれを実現する。社員さんにとっても楽しい体験になる筈です。しかもギネスに載るなんてサイコーではないかと思いました。

次に全社員がホノルルに集まっての決起大会。これは誰も反対する事はありません。
前回、25周年の時に一度経験しているだけに、楽しさは想像がつきます。
タイトルも前回同様「スポーツinホノルル」として、30周年記念社内イベントとしました。
元々は「30周年記念 全員参加のホノルルマラソン」としたかったのですが、OSGの記念月に11月決起の月があり、12月のホノルルマラソン企画はボツになりました。

2大イベントは、片方が成功して片方が失敗するイベントではないと全社員さんに説明しました。すなわちホノルルでの全社員決起大会は行なうが、ビールかけはしないという事はない。
その逆もない。すなわち「ゼロか、実現か」と全社員さんに訴えました。
11月のホノルルイベントは自動的に実現できるのですが、株式公開は私達が決めるものではなく、よってビールかけの保証はないのです。でもそれをやろうというのです。
イベントの内容ははっきりしているのですが、イベントが必ず実現するという保証はなく、この企画には矛盾があるのです。しかし、この2つを行なおうと言う事です。
新格言「二兎を追うのがOSG」と発表しました。

貧しいとか、苦しいとか、辛いとかは人間そう我慢が出来るものではありません。
しかし人間は今が貧しくとも耐えられる事はあります。苦しい事も辛い事もその状況の中にいても我慢出来る事があるのです。それはその状況の先に「夢」や「希望」があるならば、人間は耐え忍ぶ事が出来るのです。社員さんに他社よりも2倍の頑張りや努力が出来るのも、その先に楽しい体験があればこそ、お願いも出来るのです。
優勝を目指すチームには、優勝を体験するに相応しい困難や試練がある事を話しました。
そして優勝に向かって第31期が動き出したのです。

さぁ、ビールかけは出来るのか! さぁ、ホノルルで決起大会が実現するのか!!

二兎を追うのがOSG!!

(次回に続く)

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