代表取締役 湯川 剛

1970年8月に設立したOSGは、2010年8月に創立40周年を迎えました。

OSGは今まで
創立10周年:1981年1月15日開催 大阪ロイヤルホテル 第70回掲載
創立15周年:1986年1月12日開催 大阪上本町 都ホテル 第98回掲載
創立20周年:1991年6月11日開催(21周年) 大阪上本町 都ホテル 第123回掲載
創立25周年:1996年2月23日開催 ハワイ 第161回・162回掲載
創立30周年:2000年11月11日開催 ハワイ 第195回掲載
創立35周年:2006年2月18日開催 中国 珠海
と、大きな節目に創立式典を行ってきました。

改めて振り返ってみると5年毎に創立祭を行なっていた事がわかります。
この内、お客様をご招待して行なった創立祭は10周年・15周年・20周年(21周年)の3開催のみです。以降は社内行事の創立祭をハワイ(25周年・30周年)や中国珠海(35周年)で開催しました。OSGの場合は国内外関係なく創立祭には原則「全社員参加」での開催です。
創立20周年以降の20年間は社員のみでの創立祭であった為、次の大きな節目となる創立40周年祭はお客様をご招待しての式典にしようという計画になりました。

OSGは創立祭を重要視しています。それは、日頃の感謝の気持ちと次の中長期計画という将来的ビジョンを社内外に知らせる絶好の機会と考えているからです。40周年では「中国・アジア、そして世界へ」というテーマの下、グローバル化を目指すOSGの姿を見て頂きたいと思っていました。既に何度もこの「人プラ」(人生はプラス思考で歩きましょう!)では書いていますが、上場直後の02年2月1日(第5次4カ年計画 第226回)に宣言した2大テーマ(事業領域の拡大・グローバル化)に対し、9年を経て発表したいという強い思いがありました。
ご承知のように当時は中国事業においても、また事業領域の拡大の代表格である水宅配事業のウォーターネットも苦戦続きの状況でした。しかし敢えて社内だけの課題とせず「闘っているOSG」こそ、お客様や取引先様・協力関係企業にも知って頂こうと思いました。

また創立40周年式典は、中国 珠海(2011年1月9日)と国内の2回開催としました。
中国珠海においての式典は、2部に分けて開催。第1部は日本式の社内運動会を珠海体育館を借りて行ないました。体育館の観客席には中国代理店や弊社製品愛用のお客様をご招待。整列して行なわれたラジオ体操には非常に感動され、また男女混合の騎馬戦や玉入れ等、日本式運動会に観客席は驚かれました。
そして夜には第二部として祝賀会が行なわれ、金鋭氏と組んだ新たな販売会社「珠海欧愛水基公司」の告知も兼ねた創立40周年祭でした。
1978年12月に経済開放した中国においては、中国企業の殆どの会社は創立10年前後です。その為、創立40周年という創業年数はなかなか考えられないものだったようです。
例えていうなら1970年に創立した私が、創業100年の会社に対して敬服の念を抱くのと似ているかもしれません。

全社員参加にて開催した中国・珠海での創立祭から11日目の11年1月20日。
日本での創立40周年記念式典を開催しました。
会場は創立10周年式典を行なった当時の大阪ロイヤルホテル(現、リーガロイヤルホテル)でした。1981年1月15日から数えて、ちょうど30年が経ちます。
30年後に帰ってきた気持ちでした。この30年間、いろいろな出来事がありましたが、私自身「努力する事が好き」が幸いし、辛い事があっても嫌な事はありませんでした。

創立40周年記念式典は、国内外から約1000人の取引先様・お客様をご招待しました。その内約100人は中国からのお客様です。うれしい事に中国一行の団長格は中国国家体育局 孫局長でした。彼には以前「11年に日本でOSG創立40周年の記念式典を開催するので是非参加して欲しい」と依頼した際「私達のような政府関係者は日本のように簡単に海外に出られないが、何とか調整してみる」(第402回)と言われていたので、実現に至った事に感謝しました。勿論、金鋭氏や中国保健協会の幹部、更に中国の代理店経営者達も参加してくれました。

「中国・アジア、そして世界へ」。このテーマは当時のOSGの方向性を示したものです。
OSGは現在、中国に力を入れているが、次の50周年に向けてOSGは中国を足掛かりにアジア・アセアン諸国へ進出し、更に次の60周年には世界へ羽ばたけるよう邁進していくというメッセージで、全て02年2月1日宣言のグローバル化の具現化を示したものです。

式典においてOSG側の挨拶や来賓のスピーチは、会場の両サイドにスクリーンを設置し、映画の字幕スーパーのように日本語と中国語で表示しました。恐らく会場にいた多くの参加者は「OSGは中国に力を入れている」と思われた事でしょう。

40周年の構成は第一部を記念式典とし、第二部を感謝パーティとしました。
第一部の式典では従来のお客様をご招待した式典と同様に「OSG規律美」を披露しました。「OSG規律美」を言葉だけで伝えようとすると、なかなか伝わりづらいかもしれません。簡単に説明すると声を発する事無く、先導者の手の合図のみで約300名の社員さんを一斉に動かし進行させるものです。
社旗を持った社員さんと指揮をする先導者役の社員さんが、静寂な会場の中、舞台中央に立ちます。先導者が手を真っすぐに振り上げると300人の社員が一斉に起立。逆に手を振り下げると一斉に着席するという具合です。先導者は手の動きのみで300人の社員を動かします。「起立」「着席」等、掛け声は一切ありません。
このOSG規律美での進行は参加者の殆どの方が感動して下さいます。

「OSG規律美」は、日頃の社員教育の集大成として記念式典で披露しています。驚かれるかもしれませんが「規律美」としての訓練を日常は一切行なっておりません。今回も20年ぶりの事で必然、創立20周年の時の「OSG規律美」を経験した事のない社員さんは数多くいました。式典当日、各地から集まった社員さん達が全員揃った式典開始までの僅かな時間の練習のみで、この日も見事に「OSG規律美」を披露してくれました。

余談になりますが「OSG規律美」をご覧になった取引先企業が、是非我社にも取り入れたいと過去5社程申し入れがありました。当然、協力させて頂きましたが、結果としていずれの企業も実現できませんでした。日々の理念唱和や朝礼などの集大成が成されるもので一夜漬けでは難しいという事です。

(次回に続く)

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