代表取締役 湯川 剛

2013年3月1日(金) OSG役員会が開催されました。
前年の11月にWNのハワイイベントに参加した私は、WNの社長交代を決めました。

振り返ってみると、05年11月に当時の水宅配アクアC社の倒産がきっかけです。
詳しい話は「第270回:水宅配会社倒産の知らせ」から掲載されています。
この「人プラ」では少なくとも3割程度は水宅配事業に関する事が書かれていたと思います。58歳から挑戦した初めての事業領域であったWN事業は、私に多くの刺激と希望と人間模様を学んだ7年4か月間でした。
特に海千山千の百戦錬磨のしたたかな人物達がこのWN事業の創立当初に登場する訳です。
なかなかのクセ者達と出会うのですが、大きな刺激を彼らから受けました。でも結局はいい加減な生き方や仕事の仕方をしていると最後はうまく行かないのだという教訓も得ました。
思えば難産の末に誕生したWN社です。この「人生はプラス思考で歩きましょう!」においても数々の登場をしてきました。WN社が誕生する経緯にはいろいろな人物が絡んできました。マスコミ等に多く取り上げられ、まさにタレント経営者と言われた人物や同じようにテレビや新聞に登場したカリスマファンドマネージャーと呼ばれた人物らがこのWN社誕生に絡んできました。2020年の今、彼らの名前は殆ど聞こえません。

さて、そんな背景でWN社は06年3月に誕生しました。7年の歳月が流れました。今回、8年目に入り、若い経営者にバトンタッチするのはもしかすれば遅かったかもしれません。世間ではどこでバトンタッチするかは、なかなか決断しにくいところがありますが私の場合「バトンタッチしても大丈夫かな」という心境は殆どありません。別の言い方をすれば無責任と思う位、「継承する」という切替はシンプルです。ふと、何気なく心によぎるものが「バトンタッチだ」といった感じです。

OSGの役員会を経て4日後の3月5日のWN役員会にて、山田啓輔の社長就任が決まりました。41歳です。私との年齢差は約2回り違います。
山田新社長はアスリート系社長です。体育系とは違います。ウルトラ(100km)マラソンに度々出場する私とは真逆の健康優良児社長です。
山田新社長就任と同時にジャパンフーズからの推薦で同社から出向した山口副社長(47歳)が就任しました。これで「営業・企画のOSG」と「生産・技術のジャパンフーズ」の両輪が整った訳です。
WN社自慢のプラント装置は、日本の水宅配業界においてトップクラスです。
他社との絶対的な差別化を図り、若き経営陣に今後のWNの育成をまかせました。
ちなみに私自身、社長辞任と同時にWN社から卒業しようと思っていましたが、「会長職」に留まって欲しいとの事でした。理由はシンプルです。加盟店様で構成するWNオーナー会のオーナー様は超個性的な経営者の方ばかりなので(笑)、重石にいて欲しいとの事でした。

さて、そのような意味でこの「人プラ」の数年間の掲載は、中国ビジネスと水宅配ビジネスについて交互に掲載していましたが、WN社の「社長卒業」をもって「人プラ」での水宅配ビジネスに関する掲載は今回で終わりたいと思います。

 

【新型コロナ反転】
皆さんもご承知の通り、4月7日に7都府県に発令された「緊急事態宣言」は16日には更に全国47都道府県に宣言が広がりました。
当初5月6日までとしていた期間を4日に5月31日まで「緊急事態宣言」が延長しました。その上で基準を満たした地域は段階的に解除してきました。

5月25日には47都道府県が全面解除となりました。
これからは「with コロナ」として、どのように対応するかの工夫を求められています。
新常態(ニューノーマル)時代においての仕事の働き方や企業の在り方等の知恵を求められています。

OSGも「緊急事態宣言」解除後に改めて6月よりサマータイム導入で勤務時間の変更や自宅でのテレワークが引き続き行なわれます。
また毎月集まっていた全国拠点長会議はすでに3月よりテレビ会議などのオンラインで行なっています。
毎月定例役員会も各役員がタブレットにてのオンライン会議開催にて大きく様変わりしています。

『その仕事「対面」必要ですか』とある新聞紙面の記事が掲載されていました。
日本で立ち遅れてきたデジタルトランスフォーメーションがコロナ禍で加速され、「対面」のデジタル代替えが進み、リモート等多様な勤務が常態化されキャッシュレスが進む事になります。これが新常態時代です。

「Mr.アナログ」を自称している私ですが、これからの新常態時代を迎えるにあたりドキドキ・ワクワク興味いっぱいの気持ちです。

(次回に続く)

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