代表取締役 湯川 剛

私はこの「磁場」の影響の証明する為にあらゆるところで実験的に行ないました。

ここでは書く事は控えますが、とても考えられないような実験も敢えて行ないました。その結果、職場や家庭やあらゆる団体には磁場が存在する事を強く確信しました。

それを現在1冊のテキスト(言葉・思考編)にまとめています。全編完成させるには多くの時間を費やさなくてはならなく、今の私の時間にはとても無理だという事です。
現在のテキスト(言葉・思考編)は、OSG新入社員の教材になっています。

では、そのテキストの1ページをここに紹介します。


はじめに
馬は、生まれた瞬間から「馬」になります。鳥や魚も同じです。あらゆる動物がそうです。
ところが「万物の霊長」といわれている人間だけは、生まれた瞬間から「ヒト」にはなれません。「ヒト」になる為には「ヒト」としての環境を与え、「ヒト」としてインプットしてあげる必要があるのです。そういう意味において「オオカミに育てられた狼少年の話」は、
あまりにも有名な話です。「人間」は与えられた環境によって変化し、その人格形成は家庭や学校などの、環境下の影響を多分に受けてきました。
勿論、それらの環境も、人間によって作り上げられている事も、事実です。

芥川龍之介が「人間は、遺伝と偶然、そして環境と意志による産物だ」と言っていますが、まさにその通りです。ここでの「遺伝と偶然」は、人生で思うようにならない部分かもしれませんが、「意志と環境」は、私達のやり方次第で、思うように変える事が出来るのです。
私達は、自分の身を置く「居場所」という環境から、その善し悪しに関わらず、かなりの影響を受けています。「家庭」「職場」「学校」といった環境の全ては、私達に大きな影響を与えているのです。良い影響ならともかく、自分の人生にとって、悪影響を与える環境ならば、私達は無関心ではいられません。なぜならば、その環境が悪しき状況を引き寄せたり、引き付けたりする「磁場」としての力を発揮し、その影響力を増幅させているからです。

そうです。私達の職場や家庭には、「磁場」が存在します。しかし私達は、その事をあまりにも知らなさ過ぎました。そして、その「磁場」を構築しているのは、実は私達自身であるという事も、あまり深く認識しないまま、過ごしている人が多いのが実情です。私達は、幸運な事や良いツキを引き寄せたり、引き付けたりする環境の影響を、当然受けるべきです。

このテキストは、改めて私達の周りの環境を見直し「より良い磁場」を形成する事を目的に作成されたものです。そういう意味において「人生勝利の取扱説明書」だと思って下さい。

こんな書き出しから「職場に、家庭に、人生に明るさの磁場を作ろう」テキストが1993年末に完成しました。

(次回に続く)

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