代表取締役 湯川 剛

4月に入り、OSG社内にオムコ事業部を開設しました。
オムコ倒産の大きな原因が「販売力の低下」である事が分析の結果判明し、OSG社内に事業部を設け、販売に力を入れることにしました。
そしてオムコ事業部開設記念講演として、東京:池袋サンシャインビルと大阪:ヒルトンホテルにて開催しました。テーマは「販売の本質」で、私自ら講師を行ないました。
この機会にOSGの販売店様にオムコ製品の存在を知ってもらい、同時にオムコ販売店様にもOSGの販売店の存在を知って頂く事を目的に集まって頂きました。
講演の参加者には1万円を頂く事にしましたが、東京・大阪両会場とも超満員と盛況でした。

4月末に日本経済新聞にオムコ製品の全面広告を掲載し、「一歩も引かないぞ!」と自分の気持ちを追い詰めていきました。

6月に入り、相変わらず旧オムコの内紛が再建への道を阻もうと、日々困難の連続でした。
そのような状況下で思い出すのも嫌な出来事が起こりました。
この出来事は、ここで詳しくお話する事は出来ません。私は長年いろいろな問題や困難と闘ってきましたが、この時ほど闘ってもし勝っても嬉しくない相手との闘いに、近年にない辛い体験しました。
そんな折、私の人生の相談役的な横井顧問が亡くなったとの報告がありました。
二重三重の辛い出来事が、私の身に降りかかりました。

「さぁ、こんな時どうする、湯川さん」
私は苦しくなれば、このような客観的な言葉で困難を乗り切る習慣を昔からつけていましたが、この時だけはその余裕すらなく、文字通り、涙の4日間でした。

6月の日記の終わりに当時の心境が書いてあります。

逃げたいと思うこともあるだろう。
しかし、逃げてはダメ。
何かやる時は命を賭けるつもりで取り組まないと心願成就できない。
でないと、その場面は逃げたつもりでも一生その問題は形を変えて自分に追いかけてくる。
いずれ真正面に向かって勝負しなければならない。
決着をつける日が必ずある。

人間は今日より若い日はない。若い時に勝負しろ。すなわち「今」だ。

アントニオ猪木さんの口癖のフレーズ「苦しみの中から立ち上がれ」
そうだ、こんな時にこの言葉が必要なんだ。

追記

毎年この時期になると、「今年は人生で一番忙しかった」と思いますが、本日掲載の2000年当時も日々戦いながら忙しい日を過ごしていたのだなと改めて感じました。
今年も、月に2回(1日・15日)の掲載を休むことなく原稿が出来たことに感謝しています。
またホノルルマラソンも今年入社の新卒社員23名と無事完走する事が出来ました。
まさかこの年齢で年4回、42.195kmを走れるとは思ってもいませんでした。
人生初めての経験です。新しい自分の発見です。
来年も未だ見ぬ本当の自分の発見の旅を続けていきたいと思います。
最後になりましたが、今年も「人生はプラス思考で歩きましょう!」を読んで頂きまして、 ありがとうございました。

皆様にとって来年も明るくて希望に満ちた新年でありますように。

人間、今日より若い日はないのです。 (^o^)

(次回に続く)

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