赤澤社長との面談を経て早速3月23日、アクアCの高山支社長が加盟店の具体的な価格を提示する為、OSGを来社しました。恐らく赤澤社長が指示されたのでしょう。
高山支社長の話では、より具体的に加盟店として話を進めて行きたいとの意向でした。
3月中に決めて欲しいと以前から言われていたのは、パーティ参加と赤澤社長の面談までに決着させたかったのだろうと思います。
馬場社長や高山支社長は、大手石油会社からヘッドハンティングされてきた人材だとの事。
大手企業勤務の平均的サラリーマン特有と思われる対応が至るところに目に付きました。
例えば、赤澤社長の前と不在の時では、こうまで対応が変わるのかと驚かされる事もあり、またその光景は滑稽でもありました。勿論、どこの企業にもトップとの対応には多少の違いはあるでしょうが、OSGの社員さんではあまり見られないタイプの2人です。
何としても「3月中に・・・」が実現できなかった事が、社内で問題視されたのかもしれないと想像しますが「4月上旬までに都内加盟店の社長との面談をして決めて欲しい」と要望され、彼らの立場もあると思い了承しました。彼らの要望はこれだけではありませんでした。
「湯川社長にお力添え頂きたい事があります。九州にある我々の加盟店でアタックに移籍しそうな加盟店があるのですが、湯川社長はそちらの社長とご面識があると伺いました。何とか湯川社長の力で止めて頂けないかとお願いしたいのです」
私も当時、同じブランドで仕事をするメンバーの一員という気持ちが強くなっていました。
「戦友」と言えば少し古臭く思えるかもしれませんが、同じ目的で闘うメンバーとしての気持ちもあり、福岡のOSG社員さん結婚式出席もあるので4月17日に行く事を約束しました。
こうしてアクアCとOSGとは一般の加盟店とは違った動きをしていくのだなと、その時は思いました。勿論、やる限りにおいては本部・加盟店とが一体となり進めて行く事が大事です。
加盟店の中で他の加盟店にも影響を与えるような有力加盟店となり、アクアCのブランドを広めていこうと思いました。
翌日24日、私は中国・広州に飛びました。前回と同じように広東省のリーダー代理店である深センでメディア発表会があり、勉強会は夜7時から10.時30分まで行ないました。その後、重慶に飛び、同じようなスケジュールで行ない、4泊5日の出張は終わりました。
28日に帰国した時はさすがの私も体はクタクタでしたが、中国からの1本の電話はそれまでの私の疲れた体に元気を注入するような内容でした。
「社長、勉強会後に各代理店から続々と注文が入っています。北京では50台、済南では83台、沈陽31台、煙台44台、上海10台、福州10台、南京10台、その他1桁の台数が57代理店から注文が入り、たった1日で500台を超える注文が来ました。こんな事は初めてです」の連絡です。考えてみればメディア発表後の夜の12時前後まで勉強会。ホテルに帰れば午前1時か2時。そして次のブロックに向けて移動するこのスケジュールを金菫事長は見て恐らく各代理店に発破をかけたのだと思います。
「そうか、よかったな」と率直に喜びました。
ところが明るい声で報告してくれた中国駐在のOSG社員さんが急に声のトーンを落とし、深刻な声で「いや、まだ1つ報告があります」と言ったので私は「次は悪い情報か」と冗談まじりに言ったところ「はい。残念ながらそうです。実は・・・」
追記
今年の第277回(1月20日更新分)から登場人物が仮名で表現して、今回で9回目となりました。
仮名での文面には馴れて頂いたでしょうか。
従来はイニシャル表記でしたので分かり難いと思い、仮名で登場していますが恐らく、外部の方は誰が誰なのか分からないかと思います。
特に日記から引用している関係から詳しすぎるので更に分からなくなっていると思います。
元々、この「人生はプラス思考で歩きましょう!」を始めるにあたっては、何度もここで説明していますが、ホームページの更新が目的でした。
約10年前にOSGの社員さんから「ホームページを更新するには、湯川社長(当時)の創業以来からの話を載せてほしい」と言われ、私は「協力してあげたいが私には文才がないので他の方法で考えて欲しい」と断りました。すると社員さんは「いや、誰も読みませんから」の絶妙なる切り返しトークが気に入り、「よし、やろう」という事で始めたのが経過です。
もう何度もここで説明している経緯です。
さて、私が「人生はプラス思考で歩きましょう!」を書いている時は、いつもOSGの社員さんを目の前にしてOSGの歴史を知って貰おうと、話しているように書いています。
OSGの社員さんならこのイニシャル表記でも理解していますが、仮名なら更に理解しています。「あぁ~、あの人か」とか。
次に読んで貰いたい人がいます。それは元OSG社員さんに対してです。
寿退社の女性社員さんや実家を継がなければならない為に辞めた男性社員さん達。
勿論、OSGの職場では自分のチカラを発揮できないと言って去った社員さん達もいます。
「皆さん方が頑張って頂いたお陰でOSGは現在もあの時と変わらず頑張っています」という感謝のメッセージも込めて書いています。
もしOSG社員さんや元社員さんでなく、このコーナーを読んで頂いている外部の方がいらっしゃったならば、まずは感謝しそして恐縮します。非常に分かりにくい登場人物と相関図だと思います。そこの点はお許し願って、今後もこの方法で進めますのでよろしくお願い致します。
(次回に続く)
ご意見、ご感想は下記まで
support@osg-nandemonet.co.jp