05年12月師走、年の瀬。新年に新しいビジネスで力を発揮出来る様に、そんな思いを胸に抱きながら準備に忙しくしておりました。三田村氏も時間があればウォーターライフジャパンの会議に積極的に参加してくれました。
私は毎年恒例のホノルルマラソンに参加し、帰国翌日の12月14日に藤本塾長のオフィスに立ち寄り、塾長と一緒に石塚さんのオフィスに行きました。前回同様、共同経営者の澤本氏も同席。
藤本塾長・澤本氏・石塚さんの3人は、新聞やテレビ等、マスコミにも登場する有名経営者達。
このような彼らと一緒に仕事が出来て私は、15歳の年齢差を超越し何となく若返った気持ちになりました。もしアクアCと決別しなければこのような場面も実現しなかった訳で、全ての現象は偶然の出来事なのか、それとも必然的な出来事なのかと思うようになりました。
この日は、K社から出資の話がありました。
「貴社は企業再生支援ビジネスが本来の企業目的であるのに、これからやろうとする水宅配ビジネスの新規ビジネスにも出資してもらっても良いのですか」と冗談交じりに質問したところ、「今回は企業再生を飛ばして支援ビジネスです」と話は盛り上がりました。
2日後の16日は14時30分より澤本氏・石塚さんに加えて、若いスタッフも参加。
こちら側はウォーターライフジャパンに参加する例の3人組とOSGから1名が参加し、事業計画を話ました。更に21日には出資資本が決まりました。
ただ、これまで仮の名前として使用していた「ウォーターライフジャパン」の社名を見直す事になりました。翌日22日にも協議を重ね、同時に日本一の酒販店の経営者との面談も行ない、彼らのネットワークの広さをまざまざと感じました。多忙である筈の澤本氏・石塚さんが毎回参加するという事はこの水宅配ビジネスに大きな期待をかけているのだなと感じました。
そんな折、日興証券の部長と2人で食事をする機会があり、澤本氏・石塚さんが経営するK社や彼ら2人の事が話題になりました。
彼らの持っている人脈等の話題にもなり、その部長は証券会社の立場からでしょう、私と違った見方をしていました。一言で言うと厳しい見方です。
「湯川社長。何故、石塚氏がユニシロを辞任したのか。何故、カリスマ経営者から解任されたのか、考えられた事はありますか」
立場や業種によっていろいろな見方があるのだなと、多少単細胞系私の頭脳に多面的な評価をしなければならない事を学びました。
あと55時間で2005年が終わる29日に、K社のオフィスで資本参加が正式に決定され、新しい年と新しいビジネスに対する期待を重ねていました。
12月31日、例年の家庭内行事としてお墓参りを済ませました。
(次回に続く)
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