数回にわたって「WakuWaku事業部」がやたらと登場します。
14年当時のOSGにおける「気になる事業部」だったのでしょう。
さてOSG社内にはこのような名称の事業部が他に「KiraKira事業部」「DokiDoki事業部」等があります。社内においてカタカナやひらがなで「ワクワク事業部」や「きらきら事業部」「ドキドキ事業部」という書き方は禁止されています。「Waku×2」「Waku2」はOKです。
この辺りの話は「第170回:(兼)P.P.部所属と事業部名称の由来(2012.02.15)」で説明されています。
ところで本来「人プラ」はOSGの出来事を掲載するのが基本ですが、本日はカタカナの「ワクワクする」の雑学について掲載します。
心理学的に言えば「ワクワクする」というのは、モチベーションがとても高い状態の事を言います。ジェットコースターに乗る時「超~モチベーション上がる」と学生らしい数名が言っているのを最近テレビでみました。「ワクワクするわ」という事でしょう。
ミシガン大学のJ・W・アトキンソン教授によると、モチベーションについて面白い理論を発表しています。いわゆる「ワクワクする」という事の心理学からみたデータです。
人間誰しも、目標を達成しようとする時に「成功したい」という気持ちと「失敗したらどうしよう」という気持ちがあります。教授によると逆方向のベクトルをもったこの2つの気持ちを合わせる事で実際の達成行動が判断できるという事です。
つまり「成功したい」という気持ちが「10」で「失敗したら」という気持ちが「0」ならば、実際の達成行動は「10」になります。
新しい事業をやろうとした時に「失敗」の2文字等、元々頭の隅にも入っていない状況です。「この事業は間違いなく成功できる」といった感じです。
同じように「成功したい」という気持ちが「10」で「失敗したら」が「5」だとしたら、実際の行動は「5」となります。
「成功したい」という気持ちと「失敗したら」という気持ちが共に「0」ならば、残念ながらその人の実際の行動は「0」になってしまいます。
そうです。モチベーションを高めるには「失敗したら」という不安を取り除く事なのです。
何か大きな仕事に取り組む時に「何も心配しないで思い通りにやってくれ!責任は俺が取る」こういったならば、その人は「モチベーションリーダー」です。
但し、「君にはみんなが期待してるんだ。頼むよ」的な激励は、「失敗したら」という気持ちを増大させ、逆効果になりかねません。
モチベーションを高める方法として、もう1つは「楽しむ」という気持ちが大切です。
古いタイプのビジネスマンには「仕事とは辛いもの、苦しいもの。楽しむなんて言語道断だ」という人がいます。でも人生の3分の1以上は職場で過ごしているのです。楽しまなければやっていられないし、また楽しむ気持ちがなければ大きな仕事をやり遂げる事は出来ません。
これもモチベーションを高める大切な要素です。
そういえば、オリンピック選手が決勝戦に挑む時に「まずは楽しんできます!」等の発言をしますが、それは「ワクワク」した気持ちがモチベーションアップになる事をよく知っているからです。
「初めて会う取引先の社長は、噂では怖そうな人と聞いている。そんな社長と会う時に一度そんな噂の社長と直に会ってみたい」とワクワクして挑む事が大事なのです。
「ワクワクするなぁ~」と、特に問題が直面した時にこそ声をかける上司がモチベーションリーダーなのです。
(次回に続く)
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