代表取締役 湯川 剛

「水密碼館」オープン当日の朝6時。私はオープンセレモニー会場の「長喜嘉定工業団地」に到着。
中国スタイルのオープンセレモニーの準備は業者によって着々と進められていました。
しかし、オープン1時間前の7時になってもオフィスのカギを持った社員が来ません。
嫌な予感がしました。開館予定30分前の7時30分、セレモニー出席者らが続々と到着するにも関わらず、長喜の孫董事長にお願いしていたコンパニオンも姿を現しません。
日本人の私としては、イライラ感が募るばかりです。この「中国タイム」はこれまでも何度も経験していますが、この日ほど「言葉が通じない」事に腹立たしさを覚えた事はありません。

それでも結果的に「やり遂げる」のが中国人なのです。ギリギリ間に合いました。
「言葉が通じない」事が功を奏する場合もあります。とは言え、なぜ数分前には「準備完了」としないのか。日本人特有の「時刻表に正確」な一面と軋轢が生じる点ですが「郷に入れば郷に従え」とこの13年間自分自身に言い聞かせていました。

話を「水密碼館 ~Water Code~」のオープンセレモニーに戻します。
8時前、セレモニー参加者が揃いました。これはもはや「日本タイム」での現象で出来すぎです。
日系企業「欧愛水基」の代理店オーナーですので、多少私達に気を使ってくれたのかもしれません。時間通りにスタートする事が出来ました。午前といえど、真夏の日差しに暑さはMAX状態でした。
前日に日陰の場所を確認し仮設テントの位置を決めた事は、暑さ対策に大いに役立ちました。
時計が「8時8分」を指したのを見計らって、司会者がセレモニーの開会宣言をします。
そして私や中国保健協会・日本機能水学会代表が挨拶を述べ、テープカットのセレモニーが終わると「水密碼館 ~Water Code~」のドアがついに開きました。
構想から1年半以上の準備を経てのオープンです。しかしそのような感激や思いに耽っている時間等ありません。私はドアの前に立ち、満面の笑顔で入館者を迎えました。各代理店オーナー達が私に言葉を掛けてくれますが、当然意味は分かりません。私はただひたすら「謝謝!」「謝謝!」とオーナー達と握手を交わしました。

さて「水密碼館 ~Water Code~」の館内に関して、2回に分けて説明したいと思います。

「密碼」とはパスコードの意味であり「水は私達の健康のパスコード」という意味を込めています。

入館するとまず大きなホールがあります。ここを【Aエリア】と呼んでいます。水のマクロ的な事を紹介するエリアです。ここでは地球上の水が循環している事を立体模型で説明したり、中国の主な河川やダムの模型があります。水資源の重要性は中国でも大きな問題になっています。更に「水源汚染」の説明等もされ、パネルや映像で中国全体の水事情などが表現されています。
「基地旅行」の一行はここでまず「中国の水の大切さ」の説明を受けます。

またここでは「私達の身体と水分量」の関係について基本的な説明を行ないます。
【Bエリア】と呼んでいます。体内水分量を簡単に測定する装置も設置していますので、殆どの参館者の人々は使用します。

【Bエリア】から順路に沿って進むと「商品紹介エリア」【Cエリア】になります。
主に「浄水器」及び「アルカリイオン整水器」の構造等の説明や商品が展示されています。
使用用途や製品そのものを分解し、細かな商品説明ができるようになっています。

次に【Dエリア】に進むと、どのような場所に設置しているのかというコーナーです。
このコーナーで2020年東京オリンピックの会場にOSG製品が設置されてある事を知らせます。同時に北京オリンピックにおいても中国国家体育局・訓練局の強化合宿の食堂にOSG製品が設置され、選手の寮の部屋にもOSG製品が設置されてあることが説明されています。その他、日本の空港や公共施設、更に中国成都にある「ジャイアントパンダ繁殖センター」等で使用されているOSG機器等が展示されています。多くの参観者が興味を持たれる場面です。

このように【Aエリア】から【Kエリア】まである訳です。

次回は【Fエリア】から【Kエリア】まで説明します。

「人生はプラス思考で歩きましょう!」の主旨から考えて、このような「水密碼館 ~Water Code~」の説明をするのは、的外れに感じられる部分もあるかと思いますが、私達が設立した「水密碼館 ~Water Code~」への思いを知って頂く為にあと1回おつきあい下さい。本来ならば、上海に行って実際に見て頂ければ一番嬉しいのですが、時節柄、それはなかなか困難な話かと思います。

次回は、図面も掲載しますので、よろしくお願い致します。

(次回に続く)

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