代表取締役 湯川 剛

「長喜嘉定工業団地」のオープニングセレモニーは4社(「水密碼館」・「日本住宅モデルルーム」・「ラーメン大学」・「IGF上海道場」)での合同開催です。4社合同のオープニングセレモニーの責任者は長喜の孫董事長になります。日本への留学経験があり日本語が堪能な孫董事長は、この「人プラ」に度々登場しています。私に輪をかけたようにせわしく自ら動くタイプの経営者です。この日も彼は早朝にはセレモニー会場に出て来て、日本人には日本語で、中国人には中国語でとあれこれ大きな声で指示を出していました。

4社合同のオープニングセレモニーは一足先にオープンした「水密碼館 ~Water Code~」の2時間後の10時開始でした。他の合同3社の代表者も、この日の為に日本から参加していました。
OSGも社長以下全役員が参加しました。テレビCMでお馴染みの住宅会社の社長も参加し、中国人向けに日本住宅を売り込むという計画です。その為に日本と同様にモデルルームを「長喜嘉定工業団地」内に設けていました。「ラーメン大学」はまだ開校していませんが、既に製麺工場は稼働していました。孫董事長の話によると上海を中心にまだまだ日本のラーメン店が開設する余地があるとの事で、既に数店の日本ラーメン店が上海で営業中。そこに「日本式ラーメン」の作り方を教える為に「ラーメン大学」というFC戦略の構想だそうです。中国政府の「反日」イメージはあっても中国消費者は「日本」というブランドが大好きです。日本のラーメンは「お寿司」に次いで日本を代表する日本食です。
アントニオ猪木氏が設立したIGFの「上海IGFプロレス道場」がこの日に合わせて開設。
「工員のいない工業団地」を目指している長喜の孫董事長の発想の下に、いよいよ4社合同のオープニングセレモニーが開催される訳です。
孫董事長の力で上海市の要人や嘉定区の行政の幹部らもたくさん参加し、大変賑やかなテープカットとなりました。国家体育局上海体育局の代表も参加し、プロレス道場に興味津々。
日本住宅のモデルルームにも珍しさと憧れで多くの参加者が見学しています。当然「長喜工業団地」の目玉ゾーンは「水密碼館」です。欧愛水基の代理店でなくてもこの展示場には多くの参加者がこの日入館されました。この日だけを見ての判断としては「大成功」でした。

それもこれも全ては「水密碼館」を工業団地内に設置するところから始まった話です。
改めて「初めに言葉あり」の重要性を思い知らされました。

同日16時、「日本OSG」と「上海OSG(欧愛水基)」の合同ミーティングが開催されました。
日本からOSG社長ら役員全員が参加。合同ミーティングには当然、金鋭氏も参加してくれました。この時の金鋭氏の「挨拶」で「2003年10月、初めて上海で出会った金鋭氏に私が「兄弟」と呼んだエピソード」も披露されました。 恐らく、今後何十年の時が経ってもこの「シーン」を鮮明に私達2人は覚えていると思います。

同時に上海上空から上海の街並みを見て「必ず中国でアルカリイオン整水器を普及させる」と決意したというエピソードも披露。OSG幹部は何度も聞いている話で、ここが中国進出の1丁目1番地です。その後「成功の秘訣」についてお話がありました。この話もOSG幹部なら耳にタコができる位聞いています。
『「成功の秘訣」は「成功するまでやる事」だ。期限内にできなくてもそれは「失敗ではない」。
「失敗とは」その目標を「諦めた」瞬間にある。』

私が出来なくとも、私の次の人が意思を継いで「必ず中国でアルカリイオン整水器を普及させる」事を諦めない限り、上海上空から決めた私の決意は必ず実現されると思います。

ここにも改めて強く認識したことは「初めに言葉ありき」です。

(次回に続く)

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