代表取締役 湯川 剛

3人の役割が決まった事は既に掲載しました。
髙橋社長は「銀座仁志川のパン作り」であり、宮崎社長には「銀座仁志川の文化作り」。
そして私は「銀座仁志川の出店作り」がそれぞれの役割です。

本日は宮崎社長の役割である「文化作り」についてお話します。

「銀座仁志川の文化作り」として、銀座仁志川の「食パンの概念」について考えました。
大きくは「高級食パンのトップブランドを目指す」というコンセプトの下に行ないました。
けして「食パン専門店の売上ナンバーワンを目指す」とか「日本一の店舗数を誇る」というものではありませんでした。まずは「食パン専門店のトップブランドを目指す」という考えの下に「銀座仁志川の文化作り」を2018年当初から考えていました。

まずトップブランドを狙う為には「3つの価値」についての概念付けをしました。
「3つの価値」とは「基本価値」「使用価値」「感性価値」がそれに当たります。
銀座仁志川の食パンの「基本価値」とは、
『ほんのり甘い淡雪のような口溶け、絹のように滑らかで柔らかい耳』としました。
言葉に表すとこのような表現になります。この基本価値こそ今後の銀座仁志川の商品開発の基本姿勢にもなります。勿論そこには「水にこだわる」がバックボーンにあります。
まずお客様が銀座仁志川の食パンを食べて頂く時にこの『ほんのり甘い淡雪のような口溶け、絹のように滑らかで柔らかい耳』の食感や香り、味わいを感じて頂ける事です。
私達は「おいしい食パン」の概念は「もう一度食べてみたい」と位置づけしています。
この「基本価値」でまずはお客様のハートを射止めたいと思っています。

次に「使用価値」について説明します。
銀座仁志川の食パンの「使用価値」とは、
『プチ贅沢(自分へのご褒美)』『ちょっと気の利いた手土産』に銀座仁志川の食パンを買って頂ける事としました。プチ贅沢としてケーキ等もありますが、その分野にも入っていけるような「銀座仁志川の食パン」であり、また気の利いた手土産として和菓子等がありますが、和菓子に代わるものとして「銀座仁志川の食パン」をご指名して頂ければ幸いです。
これによって銀座仁志川の食パンは「ギフト・お土産市場」へのこだわりとして紙袋や風呂敷等の商品開発があります。

最後に「感性価値」についてお話します。
「感性価値」こそ銀座仁志川最大の狙いです。
銀座仁志川の店舗が醸し出す空気感や雰囲気の感性にお客様が感じて貰える事です。
銀座仁志川の文化にお客様が共感して頂ければ、私達にとって最高な価値になります。

具体的には銀座仁志川は『和モダン』をテーマに商品作り・店舗作りを考えています。
銀座仁志川に「暖簾」というシンボルを採用しました。
この「暖簾」は、京都の一澤信三郎帆布様にお願いしました。

次回、8月1日に掲載します。

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