代表取締役 湯川 剛

3人の役割が決まった事は既に掲載しました。
髙橋社長は「銀座仁志川のパン作り」であり、宮崎社長には「銀座仁志川の文化作り」。
そして私は「銀座仁志川の出店作り」がそれぞれの役割です。

本日は私の役割である「銀座仁志川の出店作り」についてお話します。

私達は「根上は5年で100店舗出店をした」という実績を1つの参考資料としました。
その結果、「根上は5年で100店舗を出店した。それでは銀座仁志川は3年で100店舗出店に挑む」としました。とはいえ何の根拠もありません。
「3年で100店舗」は可能なのか不可能なのかもわかりません。ただ何となく難しそうな気持ちはありました。それは「根上」経営者の発言です。
「5年で100店舗をしたのは奇跡なのだ」という発言が「難しそうだな」との根拠でしたが、難関だからこそ「3年で100店舗」が私の役割であり、目標となりました。

今からちょうど5年前の2018年8月4日。
毎年恒例のOSGグループ夏の合宿は、この年信貴山千手院で1泊2日で開催されました。
120名を超える参加者全員が3階の100畳を超える大広間に集まってのこの日の光景は昨日のように鮮明に覚えています。
OSGの合宿に初参加した髙橋社長と宮崎社長。
私も含めて3人が、参加者全員の前で「銀座仁志川」事業の説明をしました。
宮崎社長が「高級食パン市場」についてマトリクス図で説明をしてくれました。私も社員さんと一緒に聞いていました。聞きながら、参加しているOSG社員さんの顔や表情を見ていると、あまり興味を感じている風には受け取れませんでした。無理もありません。全く前情報も知識もなくての説明です。
「何故、OSGが本業と場違いな食パン専門店などのビジネスをするのか」といった、むしろ引いた感じで聞いているような空気が支配をしていました。今年の仕事始めに「食パン専門店」事業などの話は一言も出ていないのです。「湯川会長は何を言い出すのやら」という感じです。もちろん、説明している宮崎社長はそのような事情を露とも知らないで「食パン専門店」市場と攻略をホワイトボードに描き、とくとくと説明しています。しかし何度も言いますが、合宿全体が「銀座仁志川」コーナーでは、何となく白けている感じでした。

溝端社長が「8月18日より、銀座仁志川の加盟店募集を開始する。創立記念日にあたる8月29日に身内内覧会があるが、実質的な第1回目の事業説明会になる」という指示で、この「銀座仁志川」のコーナーが終わりました。

「湯川会長が銀座仁志川の出店作りの担当になった。なった限りは恥をかかせられない。
3年で100店舗の計画だが、それなら、2年6か月で達成を目指すのがOSGだ」との指示です。ここがOSGの強いところです。

【追記】
2018年8月4日・5日の夏合宿で「銀座仁志川」事業がOSGグループの管理者社員に初めて披露されました。
あれからちょうど5年が経ち、2023年8月5日・6日に夏合宿が開催されました。

現在、銀座仁志川は食パン専門店業界において米国初進出を昨年7月7日に行い、今年同じく食パン専門店業界として、中国初進出を5月5日に行いました。
5年前に「銀座仁志川・サンタモニカ店」や「上海新天地店」が開業している等、当時にはゆめゆめ思いません。
「銀座仁志川」の社名の由来である「人に志しあり、銀座仁志川の食パンを世界の海に広げていく」となっていますので、海外進出は設立当時からの目的でありましたが、2018年夏合宿には全く想定外だったことになります。

次回、8月20日に掲載します。

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