代表取締役 湯川 剛

2023年も今回の第570回で終わり、いよいよ来年の2024年からは2019年当時の銀座に志かわの話になります。主に、全国出店に向けての話です。

さて、「人生はプラス思考で歩きましょう!」に掲載した2018年の出来事のほとんどは、「銀座仁志川」誕生からオープンまでの事でした。しかし、実際の私の仕事は「銀座仁志川」経営は2割程度です。ほとんどは、OSGが2020年に迎える、大きな節目である「創立50周年」以降の「引き継ぎ」についてになります。一例を挙げれば、中国を中心とした海外市場を私中心から幹部に引き継ぐ為にそのエネルギーを費やしていました。そのように「創立50周年以降」の引き継ぎを、昨年の2017年から準備していました。それは、本気で「創立100周年」への準備に他ならないと思っていました。
個人の人生で言うところの「終活」と言ったところでしょうか。しかし、そんな状況で新しく「食市場への進出」するという事は、他人からは「終活」どころか「まだまだやるぞ」と見えているのかもしれません。私自身にとっても「終活」と「まだまだやるぞ」が交差している感じでした。ただ、「創立50周年」は何かの分岐点である事だけは間違いありません。

2018年には私の「終活」の一環として、極めて特筆すべき出来事がありました。
45周年を迎えた2015年に、私は私の個人名義の株式10万株を社員さんに譲渡する事にしました。私は「無償譲渡」をするので簡単な作業だと思っていました。
しかし、証券会社の話によると、そうは簡単ではないらしいです。社員さんへの無償譲渡であれ、「受け取るか受け取らないか」への期間が必要である、という事です。結果的には対象となる全ての社員さんが受け取ったわけですが、その締め切りが2018年でした。
「10万株」の分配方法について、私は一切口出しをしませんでした。当時の社長を中心に幹部の皆さんに分配方法を任せました。報告によると、勤続年数や役職によって株数を分配したとの事です。当時の株価は忘れましたが、「株価1000円」であれば「総額1億円」の価値になるわけです。「総額1億円なるように頑張ろう」と幹部に伝えました。

【追記】
2023年も「人生はプラス思考で歩きましょう!」を読んでいただき感謝します。
今年は2017年の後半から2018年までを掲載しました。特に今年は「銀座仁志川」誕生を中心に掲載しました。
何度も掲載していますが「人生はプラス思考で歩きましょう!」(略 人プラ)の初期は「10年以上前の出来事」を掲載していました。ここ数年は、私の年齢等を考慮して「5年前の出来事」の掲載になっています。そうなると今年の出来事は2028年に掲載となり、私は81歳になります。よって、来年からは「4年前」「3年前」「2年前」と徐々に縮めながら、書けるところまで書いていきたいと思います。

ちなみに、創立50周年を迎えた秋頃に「株価2200円」を瞬間的に超えました。

次回、1月1日に掲載します。

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