代表取締役 湯川 剛

当時の私の手帳に「努力」について書かれていました。どこかから得た言葉でしょう。

「努力」して結果が出ると自信となる。
「努力」せず結果が出ると驕りとなる。
「努力」せず結果も出ないと後悔が残る。
「努力」して結果が出ないとしても経験が残る。

但し「努力」を自分の基準で言わないで、〇〇さんよりは努力していると言うべきである。
この文章は、自分自身が追加して書いています。要するに、努力の自己申告はダメだという事です。いずれにしろ「努力」抜きにして果実は得られない、という事です。

この時期、何か感じる物があったのか「努力」について改めて考えたかったのでしょう。「銀座に志かわ」が次々とオープンする日々を目撃し体験しながら、これは決して「努力」抜きにしてオープンを迎えているのではない、と自らに言い含めての言葉だったと思います。同時に、今後も「努力」は怠ってはいけない、と引き締めていました。

2019年春から夏にかけて「銀座に志かわ」の新規開店ラッシュは続きました。
毎日どこかの地域で「銀座に志かわ」の新規開店が続いた時もありました。
私は、1店舗のみ「銀座に志かわ」新規開店に参加できなく、それ以外は全て参加しました。新規開店の場合、主役は髙橋社長です。テレビの取材や新規開店の挨拶、更にオープン前の店舗での朝礼等も私は一切参加しません。しかし、私は必ず行きます。
新規開店での私の役目は、ほとんどが「カメラ係」です。それに徹していました。
お店のオープンは、加盟店オーナー様にとっても記念すべき出来事です。それを自分のスマホのカメラでもいいので収めておきたい、との思いでシャッターを切ります。そして第1号のお客様との記念写真にも率先して私はカメラを向けます。地方のオープンの時、お客様から「東京の銀座から来られたのですか」の問いに「広報として来ています」と答えます。こんな経験は幾度もありました。また、時には車誘導の「警備員」の役割をする場合もあります。車誘導の担当者がいない、もしくは足らない場合は率先してそれに対応します。そのような対応をする事に私は何の抵抗もありません。

通常の新規開店の際、私は60分前に到着します。髙橋社長はオープン前の朝礼やオープンでの挨拶等、慌ただしくしています。テレビ取材等があれば、それも対応します。ほとんどのオープンは10分前に店長らの挨拶が始まります。その後、オーナー様・店長・髙橋社長と第1号のお客様との記念写真を撮影すれば、私はその場を離れます。
新規開店での私の基本的な考え方は「主役はオーナー様・店長・髙橋社長」であり、私もいて、髙橋社長もいると混乱する、という方針を立てていました。

カメラで記念写真を収めると、私はさっさとその場を離れ本社に戻るか、次の現場に行きます。

次回、5月1日に掲載します。

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