代表取締役 湯川 剛

2020年2月3日午前4時20分。
昨日の合宿2日目で発表した「営業本部長就任」として、初日の出社時間です。
私は、営業本部長としてやるべき事をカードに記入し、そのカードを私の部屋の壁一面に貼り、そこから4項目のグループに分けました。年間・上期・四半期・2月にやるべき項目をカードに記入しました。
7時30分朝会。4年ぶりの参加です。そこで、合宿で発表した本部長方針10か条の7条・8条を追加発表しました。ちなみに、第7条は「先手必勝」。この言葉は、何度となく話している言葉ですが、私の経験から言えば「後手」が仕事をミスに繋がっているわけです。その為の事前準備や事前に起こるべき事を予測する必要性を改めて説明しました。
第8条は「逃げない」。仕事をすれば、思わぬ問題や障害が来るものです。ともすれば、そのような状況から逃れたいものです。しかし、嫌な後に新しい世界がある事を知っているならば、問題に果敢に対処できます。ただ、その体験をしていないから逃げるわけです。そのような話を朝会で「営業本部長」の立場として話しました。
8時30分。今月は毎月参拝していない幹部も含めて信貴山に参りました。年度初めにてそれぞれの部署を預かっている幹部にもそれぞれの思いがあると思います。帰りに2年前に信貴山に「50周年記念事業」として植えた、50本プラス1本の桜を確認しに行きました。それぞれの桜に幹部や上席管理職の名前の札を掲げています。もちろん、参加者は自分の木を探しに行きます。2年前ですので、まだ桜が咲くところまではいっていませんが、それなりの成長をしています。この50本プラス1本の桜が満開になるのは何年後でしょうか。

その夜、合宿に参加した中国欧愛水基の幹部らと夕食を共にしました。この時「中国・無錫から新型コロナでOSGの殺菌水生成装置300台の注文が入った。製造側のOSGウォーターテックに価格の交渉を営業本部長としてお願いしたい」と欧愛水基の若い営業部長が立礼して、私に提案をしました。私は、苦笑しながら、OSG社長やOSGウォーターテック社長にその場で直接電話をしました。「次の営業本部長はこれぐらいの事をしてほしい」と笑いながら言って、中国から来た幹部数名と食事をしました。
食事の帰りに彼らがドラッグストアに入りました。彼らは、大量のマスクを購入しています。聞くと、中国ではコロナでマスクが不足している。今回の来日で家族や社員用のマスクの購入を頼まれているので、これからの時間マスクを買いに行きたい、との事でした。

私は、OSGの殺菌水生成装置が今回のコロナに対してニーズがあるのか。また、マスクが中国で不足している等、正直この時はあまり問題にしていませんでした。しかし、徐々にですが「新型コロナショック」が忍び寄ってきていました。

2020年2月3日。営業本部長就任初日が終わりました。

次回、9月1日に掲載します。

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