5月からネットニュース等で取り上げられていた「大阪・関西万博」の無償給水機が、テレビ等でも取り上げられるようになりました。その話題性と実用性について、私の正直な気持ちは、「設置」以前の予想を遥かに超えていました。
7月の役員会で私は、「創立50周年にコロナ禍に出会い、OSGの除菌水が予想を超えて販売された。そして、55周年の今年は、大阪・関西万博において無償給水機がその役割を担っている」と役員に伝えました。これは過去にOSGが経験した数少ない「追い風」ですが、そのチャンスをビジネスに繋ぐ動きがあまりしできていない事も役員会で伝えました。私は「大きく絵を描く」事の必要性を訴えました。役員たちはどうしても目先の仕事に追われているかもしれません。また、日頃よりそのような視点で物事を見たり、考えたりしている事が少ないからでしょうか。そういう意味で、メーカー部門である「OSGウォーターテック」の社長に、「将来、売上の40%を海外市場向けにする」事を提案しました。国内市場だけではなく、世界市場を視野に入れるグローバル化の考え方を役員たちと共有しました。無償給水機が話題になっているだけで喜んでいるようでは問題です。
私たちはコロナ禍において「OSG除菌水」が大いに話題になり活躍をしましたが、その後の5年間でどれだけ事業として伸ばしたか、という反省があります。今回、無償給水機が6月から7月にかけて連日SNS等で取り上げられ、大きな話題となりました。それだけに、この話題をどのようにビジネスチャンスに繋げ、OSGの収益の柱にするかを決めるのは、「大きな絵を描く」事が出来るか否かにかかっている事を役員会で強く話しました。
この時期は、「銀座仁志川」が初めて取り組む「食パン専門店レストラン」に対するメニューの問題もありました。「銀座仁志川・上海興業太古滙店」のオープンを来月に控え、目まぐるしい動きをしていました。
「食パンの中にスープを入れる」「一口食パンに花バター盛り付け」「ハンバーガー仕立ての食パンの上にチーズを流す」等、様々なアイデアが出てきました。スープについても、中国人向けの味付けではなく、日本の味に仕立てる等、初めての挑戦に「銀座仁志川」ブランドの商品でしたが、嵜本ベーカリーのスタッフも総出で取り組んでいました。しかし、この時期の私には苛立ちもありました。ここに来て、まだメニューが決定していない事に原因があるのではなく、私自身がこの飲食業界において全くの素人である、という「現実の事実」です。もし私が長く飲食業界にいたならば、その間に構築した人脈・ネットワークを使い、何の心配もなかったと思います。
更に、7月から8月にかけて、OSGグループとしてはもう一つ大きな課題がありました。
それはD&Dの秦野工場のオープンです。年間売上高に匹敵する投資を行った秦野工場です。2025年の夏が例年になく熱く感じるのは、猛暑だけが理由ではありませんでした。
予想以上の成果を上げている無償給水機について、話題に等しい市場構築をしなくてはなりません。
また、初の食パン専門店レストラン。別の言い方をすれば、「レストラン経営」と言っても差し支えありません。これにどう挑むのか。
更に、「冷凍食品工場」である「秦野工場」もOSGグループにとって「初挑戦」です。
2025年8月29日。
私は創立55周年記念式典に2000名のお客様を迎える準備と、大きな式典を開催する高揚感よりも、
・ 初の無償給水機設置
・ 初の食パン専門レストランオープン
・ 初の「冷凍食品工場」竣工
という3つの「初挑戦」に対して、高揚感を感じていました。
55周年創立記念式典まであと1か月。
そして、私が「余命10年宣言」をするまで、あと1か月です。
次回、10月29日に掲載します。
ご意見、ご感想は下記まで
support@osg-nandemonet.co.jp