代表取締役 湯川 剛

過去、何度となくこの「人プラ」に掲載していますが、OSGでは年に2回、冬と夏に「合宿」があります。通期決算を終えた翌月の2月、それと上半期を終えた翌月8月のそれぞれ第1土曜日・日曜日の2日間です。対象者は管理職以上で、参加人数は約120名です。

2014年2月1日(土)
前日までは決算月として全社員さんが頑張ってくれていました。それを終えての参加です。
「合宿」と呼んでいますが、自宅から通える者は通常通り通勤で参加し、それ以外のメンバーのみ本社近隣のホテルに宿泊し、基本的にOSG本社(大阪)に集合して行ないます。
時々、お寺等の施設を借りて文字通り宿泊を伴う「合宿」を行なう場合もあります。
この年は大阪本社で行ないました。おおまかなスケジュールとしては、初日12時から開始され20時には終了します。
2日目は8時から開始。午前中は年度初めの予算の確認等が事業部毎に検討され、午後から優秀社員や優秀営業所・事業部署の表彰式を兼ねた打ち上げコンパがあります。当初、このコンパでは料理を外部のケータリング業者に頼んでいましたが、今では本社の女子社員さん達がもてなし料理をふるまってくれます。中でも「おでん」は夏・冬合宿関係なく出され、人気の料理です。午後3時過ぎには終了します。

話は初日に戻します。
初日のスケジュールは年度によって変わる場合もありますが、原則的には第1部は前期の実績発表が各事業部から行なわれます。第2部は夕食後から開始され、「翔け!野がも勉強会」の時間です。私も時々この勉強会では「講師」として参加します。「時々」とは、幹部が中心となって勉強会が運営される場合があるからです。この「人生はプラス思考で歩きましょう!」(人プラ)が約20話前後まとめられたテキスト (教材)として事前配信され、参加者同士の「ペアスピーチ」「グループスピーチ」「全体スピーチ」等が幹部の司会進行の下で行なわれます。テキスト名は「温故知新」となっていますが、私の命名ではありません。
総務部あたりが考えたのでしょうか。
私が毎回感心する事は、OSGの幹部社員や上席管理職の人達はいつも「社員教育インストラクター」になれる事です。参加者も協力的です。この企業文化は少し誇れます。
恐らく、この企業文化は入社早々の社員教育が原型を作っていると思いますが、WakuWaku事業部に配属されて更に磨きがかかります。入社後にWakuWaku事業部に配属された社員さんと他事業部に配属された社員さんとでは数年後に人前で話す話し方や話の展開には多少の差がつきます。それだけにここ数年のWakuWaku事業部の低迷に頭を悩ます訳です。

「合宿」初日の20時以降、大阪本社の近くの居酒屋はOSG社員さんでいっぱいです。
実はこの時間が「合宿」では大事なのです。各事業部が全国に散らばっているので、年2回の「合宿」の機会をとらえての「飲みにケーション」です。でも翌日は8時から開始ですので2時間くらいで切り上げているのでしょうか、私はあまり分かっていません。招待してくれる事業部もありますが、基本的には参加しません。私を招くより事業部同士のメンバーで話し合う事の方が重要です。

この年の冬合宿での課題は「第8次3ヶ年計画」の2年目に対しての議論です。
第45期と来期の2期連続「ONE OSG」がテーマと決まりました。経営陣の課題としてはやはり「WakuWaku事業部」の実績です。

そのような状況の中、なんとこの冬合宿からWakuWaku事業部と同じく家庭用機器を扱っているOSGコミュニケーションズが初参加する事になりました。
OSGコミュニケーションズは、12年5月に設立された子会社です。創設2年目にして合宿初参加です。(OSGコミュニケーションズ発足の理由は、第377回に記載されています)

WakuWaku事業部としても『OSGでの家庭用機器の販売の主役は「我々だ」』との自負があると思います。また無ければ困ります。そんな時に同じ家庭用機器を取り扱っているOSGコミュニケーションズの管理職らが合宿に参加する事になりました。

(次回に続く)

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