第16回 署名運動

あるネットニュースで「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の事がアップされていました。「3月7日に両国国技館で行われた「アントニオ猪木お別れの会」開催を機に署名活動がスタート」と書かれてあり嬉しく思いました。こうしていろいろな人が「アントニオ猪木に国民栄誉賞」の記事を書いて、一人でも多くの人に知って貰う事が重要です。
先日、新日本プロレスの菅林会長から「試合会場に『アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会』の封筒と署名用紙を設置したい」という嬉しい話も頂きました。私自身もプロレスリング・ノアや全日本プロレスはじめ各団体にお願いし、試合会場に設置のお願いをする為、この4月は訪問しなければなりません。
『2020年2月20日「アントニオ猪木の喜寿を祝う会」開催前に行われた日本プロレス殿堂会発足会見の席では、長州力が「日本の国民栄誉賞って、なぜアントニオ猪木がもらえないのか、いつも不思議ですね。これほど夢や希望を与えたアントニオ猪木ですから、健在なうちに、そういう話が上がってほしいなと思いますね」と発言。
昨年10月1日に猪木がこの世を去ってからはその声がさらに高まり、愛弟子の藤波辰爾は「あれだけ長い間国民に勇気を与え、影響力を与えた人なんだから、国民栄誉賞にいちばんふさわしいのは猪木さんだと思いますよ」と、繰り返し語っていた』という記事が掲載されていましたが、私も他のプロレスラーからも同じような話を聞いた事があります。

オリンピックのレスリング選手として吉田沙保里選手・伊調馨選手は授与されていますが、プロレス・プロボクシング・総合格闘技で国民栄誉賞が授与された選手はいません。同じ格闘技界でも大相撲の横綱千代の富士関は授与されました。
私がある人に「猪木に国民栄誉賞を求める声が多い」として、大相撲やアマチュアレスリングで「国民栄誉賞を授与しているのに何故プロレスやプロボクシング選手は授与されないのか」と話した時、プロ野球や大相撲とプロレス・ボクシング・格闘技との「品格の違い」論が出てきました。
私はその人に向かって取っ組み合いとまではいきませんでしたが、少し熱い議論をした事があります。また中には「プロレスは極一部の人しか見ていない」といった人もいました。それならスポーツ・芸能の受賞者に対し、どれだけ幅広い分野の方々が支持されていたのでしょうか。勿論、私自身としては今まで受賞された方には何の異論もなく、むしろ大賛成です。

さて以前にも掲載しましたが「国民栄誉賞は、広く国民に夢と感動を与え、社会に明るい希望や勇気を与えた」という定義において、プロレス界の枠を超え昭和を代表する国民的スーパースターであるアントニオ猪木は遜色ありません。
中には「アントニオ猪木はそのような受賞や評価は求めていない」という人もいます。たしかに、表向きではそのような立ち振る舞いを猪木はするかもしれません。しかし、猪木を身近で見ていた私からすれば、猪木は意外とそのような評価を素直に喜んで受け入れています。
ネットニュースの中には『熱心なファンの間では「常に世間の偏見と闘ってきた猪木に、今更必要ない」という意見や「猪木は国民栄誉賞を超えた存在」といった声もある』との記事も目にします。
「一般的な価値観で計り知れないのがアントニオ猪木だ」という認識はその通りだと思います。
あの2010年のWWE殿堂入りに対して猪木が「そんなの、いらねぇよ」と言ってくれていればその理解も深まるのでしょうが、実際のところ当時も猪木はWWE殿堂入りを喜んでいました。

しかし「天国の猪木」が「国民栄誉賞などクソ食らえだ!」と思っているとしても、私達ファンは「まぁまぁ、そんな事言わないで」と言えるような状況を作りたいと思っています。よくいう「小さな親切、大きなお世話」になっても、私達から猪木に受賞の状況は作りたいものです。
それだけに何としても多くの皆さん方の力で「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与」に動いて頂ければありがたいです。私の2023年4月の動きはそのような月間になると思います。

次回、4月15日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

【追記】
「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の署名についての質問を頂きました。
「天国の猪木へ」を読んで頂き、恐縮しております。ありがとうございます。

『こんにちは。お世話になっております。さて、件名(「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の署名についての質問)についてなのですが、署名の住所は都道府県名から必要でしょうか?』との質問でした。
その方のお友達に署名を依頼したら、都道府県名が必要だと言われ、その確認のメールでした。
結論からお伝えします。
「都道府県名が記載されていなくてもいい」との事です。
今回のような「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の署名には、都道府県が記載されていなくても無効になる事はありません。安心して下さい。
それにしても嬉しいメールを頂きました。同時に緊張しています。こんなにも一生懸命にお友達に「アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会」の署名運動を展開して頂いている事に涙が出るほど嬉しいです。心から改めてお礼申し上げます。

さぁ、私も負けずに4月は動くぞ!!
私自身の「強化月間」だ。

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