猪木が生前の時、何とか「生きる希望」を持って貰う為に、色々なプランを話ました。
以前にも書きましたように、猪木詩集「馬鹿のひとり旅」(人生はプラス思考で歩きましょう!第529回)等がそれに当たります。猪木のいない現在(いま)、この詩集は出版されるのでしょうか。
そんな生前の時に話したプランに「猪木さん、今、猪木さんの映画を考えています」と話したのも、つい先日のような感覚です。本人はベッドの中からニヤッと笑った顔は今も覚えています。
本来は、昨年の10月10日に発表する予定したが、猪木の急変にてそれが出来なくなりました。
9月頃に関係者に「細かな内容はいいので、猪木に関する映画を発表してほしい。それが本人の生きる糧になる」とお願いしましたが、それを知る事もなく、天国に逝った訳です。
しかし私も含め映画関係者は「猪木の映画」を諦めていません。ただ私が急かせる程、簡単なものではありません。最近、映画制作の関係者らとZOOM会議を開催しました。
4月3日14時から第9回目の打ち合わせが行なわれました。
それまではリアルな面談での打ち合わせでしたが、この日はなんと画面に30人近い参加者が出席し、私自身驚きました。こんなにも多くの方々が「猪木の映画」について動いてくれていたのです。
そういえば、今までは私ひとりが参加していましたが、この日の湯川サイドは4人の参加です。
それぞれの役割担当者の方々の報告がありました。また次回までに調べてくる事等も決まりました。
いずれにしろ、この日のZOOM会議の参加者の皆さんは映画作りのプロの人達です。
ここでは詳しい内容を残念ながらお伝えする事はできませんが、当然、私は全てを把握しています。
本来はこの「天国の猪木へ」で中間報告等したいのですが、他の方にも迷惑がかかります。
新日本プロレスのファンの皆さんならご存じだと思いますが、今年の新日本プロレス東京ドーム「イッテンヨン」でチラッと「猪木の映画」を制作している事が僅かな時間で発表されました。
ただ、どこのプロレス関係のメディアも取り上げていないのが不思議なくらい気が付かなかったのでしょうか。それとも取材をしても具体的な事が何ひとつでないので記事にされていないのかもしれません。それ程、当時はまだ内容が固まっていなかったのでしょう。しかしそれから数か月が経ちました。映画のタイトルや内容は、映画制作委員会からの正式な発表にて公表される訳です。
上映されるのは、猪木が亡くなった10月1日の前後でしょうか。いずれにしても猪木の想い出は今年も色々な形で表現されると思います。ただ、やはり猪木には生前に知らせたかったです。
次回、4月15日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)
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