第94回  一歩前進「猪木ロイド(仮)

3月11日月曜日。
私は、某国立大学産業科学研究所の紹介で「猪木ロイド(仮)」の先端技術・システム開発会社を猪木元気工場の山本役員同席にて訪問しました。
週初めの月曜日の午前10時は、私の仕事にとっても重要な時間であり、そういう意味では本業とは無関係な「猪木ロイド(仮)」案件に時間を費やしている事はあまり褒められたものではありません。元々、この日の約束ではなく、先週末の約束でしたが新幹線が大幅に遅れた為に、やむを得ず急遽この日の面談となりました。

2月20日の「猪木ロイド(仮)」発表日からAI担当の山本役員が積極的に動いてくれています。先端技術・システム開発会社の面談相手は取締役開発部長です。今回の「猪木ロイド(仮)」の目的を私の方から改めて開発部長に説明しました。生前、猪木が病魔と闘っている時「生きる希望」として、映画の話と今回の目的である詩集「馬鹿のひとり旅」の話をしました。前者は完成しましたが、後者は未完成のままです。しかも、猪木自身が「馬鹿のひとり旅」という詩集のタイトルを言葉として自ら発しています。それだけに何とかこれを完成できないものか。とは言え、本人は亡くなっていてあり得ない話であります。ただ、昨今の科学技術の進歩から「AI猪木」であれば出来るのではないか、とこの分野に全くの素人の私が遺族の方に話しました。
遺族及び関係者が、何としても詩集「馬鹿のひとり旅」を見てみたいものだ、と望んだいきさつから説明しました。今後、これを出版化する事は全く考えておらず、ただ「大阪・関西万博」で発表する場はある、とも伝えました。
取締役開発部長の話によると、先端技術・システム開発会社の社長も今回の私たちの提案に対しては、非常に前向きである事を知りました。私も大学の研究所やシステム開発会社等と一緒になって、AI猪木による詩集「馬鹿のひとり旅」を完成させたいとお願いし、今回の面談は終わりました。

このように、みんなの協力で出来上がれば更に嬉しいものです。
それもこれも全ては猪木の生涯をかけた生き様が人々を感化しているからです。
AI猪木に生前の猪木の燃える闘魂が注入される事を期待しています。

天国の猪木は「知らねえよ」と言っているかも・・・。
私は言いたい。それなら生きている間に「馬鹿のひとり旅」を完成してほしかった。
私は言いたい。気になる「馬鹿のひとり旅」のタイトルだけを何故残したのか。

次回、3月20日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)

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