6月3日午後。
私は「猪木ロイド」の「AI猪木」を担当している先端技術・システム開発会社のA社のメンバーと一緒に、西新宿にあるホログラムを製作する会社に訪問しました。私にとっては未知の世界です。テレビ等でアニメのホログラムはなんとなく見た事はあります。そう言えば、美空ひばりさんが紅白歌合戦でホログラムで登場したのをテレビで見た記憶があります。
ネットで調べてみると、2019年大みそかの紅白歌合戦でAI美空ひばりさんが登場しています。賛否両論、色々な反響があったと記事には書いてあります。おそらく「猪木ロイド」もそれを覚悟の上で進めなければなりません。そんな思いを持ちながら、ホログラム製作会社の担当者とお話しました。何歳ぐらいのアントニオ猪木をイメージしているのか、は前回の「猪木元気工場」役員連絡会議で議論にもなりましたが、既に決まっている事をお伝えしました。次に、スーツ姿の猪木なのか、プロレスラー猪木としてのホログラムなのか、が課題になりました。結果的には大阪・関西万博の会場の広さにもよりますが、やはりリングを設置して、その上で登場する事をこの時点では仮の決定事項にしました。私は次のアポもあり、30分ぐらいで退席し、その後は先端技術・システム開発会社のA社のメンバーの方にお願いしました。
新宿駅までの間、私は歩きながら猪木のホログラムがどのようになるのか、どのようにして猪木が蘇るのか、「REBORN・猪木」を思い巡らしていました。賛否両論はあると思いますが、猪木に会ってみたい、というただそれだけの気持ちにおいては、ホログラム猪木にも触れてみたいと思いました。
猪木はもういません。
次回、6月15日に掲載予定です。
(「天国の猪木へ」は不定期掲載です)
ご意見、ご感想は下記まで
support@osg-nandemonet.co.jp