第135回  社長就任及び出版パーティーの準備

２０２５年初めての「天国の猪木へ」の掲載です。
１月６日からの海外出張等でかなり時間に制限があり本日になりました。その間、猪木に関する情報が途切れなくあり、改めて猪木の凄さが分かります。
まずは、ＮＨＫからの話です。
朝ドラ「おむすび」で「闘魂タオル」が使用され、猪木の話題が出るとの事です。
詳しい事は控えますが、登場人物の中に「昔、アントニオ猪木さんと親交があった」と自慢するシーンがあります。その自慢をする人物に周りの人は「嘘だ」「ほら吹きだ」と相手にしないのですが、ここに「闘魂タオル」が登場します。楽しみですね。
また、ＮＨＫの別の番組で猪木がのど自慢大会に出演した時のシーンが放映されるとの事です。「猪木がのど自慢？」と最初はその報告を聞いた時、ピンと来ませんでした。「猪木と歌」の関係図を私はあまり知りませんでした。引退後の猪木と飲む場面で、カラオケで歌を聴く事は数多くありました。ほとんどが軍歌でした。実は４０年以上前に私の家で、猪木が上半身裸でカラオケを歌った事はあります。歌った記憶はありますが、曲名や上手い下手の記憶は全くありません。ビデオ撮影をしたかもしれませんが、そのお宝映像もどこにあるか分かりません。
さて、現役時代の猪木のＮＨＫのど自慢大会の出演。果たしてどのような場面が出るのか、私も興味のあるところです。

話は変わります。
今年の１月２０日夕刻。この日は「猪木元気工場」のオフィスで役員連絡会が開催されました。
その後、新橋の小さな寿司屋で新年会をする事になりました。猪木の実弟である啓介さんも参加しました。この日に何故啓介さんを呼んだのかについて、少し説明します。

昨年末に啓介さんが私のところに訪ねてきて「今勤務している会社が定年になった」との報告を受けました。しかし、本人は気力体力ともまだまだ元気だ、との事です。
年が明けて、私は啓介さんと会いました。私は「では、猪木元気工場の社長になればどうか」と言ったところ、本人が「やらせてもらえるなら是非」との事で話がまとまりました。猪木元気工場の青木社長にすぐに伝えました。青木社長は現在、別の会社の兼任もしてもらっているため「それはいい提案です」と快諾。そしてこの日、役員連絡会で他の役員にも伝えました。

実は啓介さんにはもう一つ案件があります。昨年夏頃から、猪木に関しての執筆をしている、との事でした。出版社は講談社で、本のタイトルが「兄」との事です。猪木の身内から猪木に関する本が発売されるのは初めての事です。昨年末あたりにいつ発売するのか、一転二転していましたが、講談社と啓介さんとの話から「２月２０日猪木誕生日」に発売されるとの事でした。
元々、啓介さん自身は出版パーティー等考えていなかったようですが、私が「２月２０日に社長就任と同時に出版パーティーもやればどうか」と提案しました。その理由は、猪木が亡くなってからの集まり事はお別れ会であったり、猪木のお墓の建立やブロンズ像の除幕式、更に三回忌法要等が続いていましたが、久しぶりの慶事です。
とは言え、この日に提案しても開催の２月２０日まではわずか１か月しかありません。私は以前、啓介さんに「もし出版パーティーをするなら、ホテルならどこでやるか」と尋ねた事があります。すると「以前は猪木や新日本プロレスは、京王プラザホテルをよく使用していた」との事でした。その事があったので、役員連絡会で「京王プラザホテルに日にちの確認をしよう」と啓介さんに伝えました。急な話です。でも私は、もし京王プラザホテルが「部屋が空いている」と言うなら、それは猪木が「やれ」という啓示だと思いました。
社長就任と出版パーティーをやる事が決定したので、この日の役員連絡会は急遽準備会に変わりました。４日後の２４日夕刻に準備のためのミーティングを開始する事になりました。
実は、２０日の「社長就任及び出版パーティー決定」の翌２１日夕刻、私は既に動きました。
当日の司会や進行について次々決めていきました。宇田川役員は「社長就任及び出版パーティー」の招待状を作成し、２４日の夕刻には印刷会社の社長とも電話会議。そんな時、京王プラザホテルから「１００名から１５０名の会場なら空いている」との報告を啓介さんから聞きました。「よっしゃ！猪木がやれ、ということだ」と妙に気持ちが湧いてきました。収容人員もピッタリです。それに合わせて啓介さんへ招待人数のリストも作成するように伝えました。なんと、決まってからわずか４日間のスピード作業です。２月２０日開催まで時間がありません。１月末に招待状を出すとして、事前に招待者には連絡するように啓介さんに伝えました。

２０２５年２月２０日。猪木の８１歳の誕生日に啓介さんの著書「兄」が発売され、その日に猪木のマネージメント会社「猪木元気工場」に猪木啓介社長が就任。とても良い事です。
社長就任及び出版パーティーが京王プラザホテルで行われる事になりました。

「天国の猪木さん。しっかりと見守ってあげて下さいね。あなたが啓示したのだから・・・」

猪木の「知らねえよ」との声があっても、私は聞かないふりをします。

次回、２月１日に掲載予定です。
（「天国の猪木へ」は不定期掲載です）

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